I wish for 08 (R18)

麻斗結椛

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R18表現が含まれています。年齢に満たない方、物語の設定や内容が苦手な方は、閲覧をご遠慮下さい。



 ひくひくと快感に打ち震える聖人。
 細身だけれども聖人よりは大きな身体にしっかり抱き締められる。
 温かいを通り過ぎて、覆う体温は更に熱く、しっとりと汗ばんでいた。
 おそるおそる背中に手を回すと、冬だというのに水気をまとって手が滑るほどだ。
 奥まで入っても、伊織は動こうとしない。

「伊織くん……動いて」
「ん……なんか……もったいなくて……おまえの中にこのままいたい……」

 耳元でささやく声は甘えた口調で、聖人は彼への愛おしさに胸がつぶれそうになる。

「聖人……愛してる……どうしようもないほど……おまえが好きだよ」

 伊織の思いが言葉と身体、同時に聖人に注がれる。
 狂おしいほど深い愛。
 華奢な少年のような身体で聖人は受け止めるのだ。
 それが伊織への愛の証だから。

 伊織が腰をゆっくりと抜き差しし始めた。
 蜂蜜のようにとろりとした甘い喘ぎ声が聖人から漏れ始め、深夜の寝室に淡く切なく響く。
 次第に強くなる抽挿。
 肌と肌がぶつかる音。
 感じて。僕でイッて。
 伊織はぐっと腰を押し付けたかと思うと、聖人の細い腰を両手で掴んだまま、動きが止まる。
 同時に聖人の身体の奥底に熱い飛沫が叩きつけられたのを感じた。
 聖人はもう何度目かわからない頂点に達していた。
 ふるふると勃起する聖人自身からは、何も吐き出されてはいないが、後を引く甘い快感に震えが止まらない。

「聖人……イッたのか?」
「……」

 声が出ない。
 無意識に小さな笑みを伊織に向けていた。

「聖人」

 聖人の中で伊織は再び力を取り戻す。

「悪いけど、止められない」

 いいよ。僕を好きにして。

 返事ができないまま、半分意識がある中、再び抽挿が始まった。

 僕をずっと好きでいてくれてありがとう。
 伊織くん、好きだよ。
 僕の大事な人。

 途中意識を失いながらも、伊織の止まらない愛の行為を受け止め続け、クリスマスイブの夜は更けていった。



次、最終話です。





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Posted by麻斗結椛