俺のつれないヴァンパイア 05 (R15)(最終話)

麻斗結椛

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緩いですが性的描写が入ります。
年齢に満たない方、物語の設定や内容が苦手な方は、閲覧をご遠慮下さい。



「真之輔……」

 ルーカスも感じているのか、甘えた声で真之輔の名前をつぶやく。

「……ルーカス、おまえも気持ちいいのか?」
「ん……真之輔のこれで、口の中、犯されてるみたい……」
「!」

 爆発寸前だった性器は、ルーカスの無防備な台詞に煽られ、大きさを増した。
 ルーカスの頭を乱暴に押さえつけ、真之輔は彼の喉に性器を無我夢中で押し付ける。
 苦しい声を喉の奥から出すルーカスに、真之輔は気遣うことすら出来ないほど、興奮しているのだ。

「出るから……放せっ」

 さすがに口の中で出すほど鬼畜じゃない。
 頭を掴んでいた手を外し、ルーカスを性器から離そうとしたが、彼はそれを拒んだ。
 そのせいで間に合わずルーカスの口の中で真之輔は達してしまう。
 気持ちよすぎて、腰を押し付けてしまうが、途中ではっと我に却って「ご、ごめん!」と慌てて、性器をルーカスの口から引き抜いた。

 いつもは澄ましたように綺麗な顔が、とろけて甘えたような表情で、真之輔の心を揺さぶる。
 だがそれ以上に真之輔を驚かせたのは、ルーカスが精液を飲み干したことだった。 

「ば、ばか! そんなの飲むなよ!」
「どうして? 真之輔の精液、血と一緒ですっごく美味しい。また飲ませてくれたらうれしいなあ」
「……ルーカス」

 性器を丸出しにしたまま、口元をぺろりと舌で拭うルーカスを見つめた。

 ヴァンパイアのルーカス。
 ひょんなことで知り合って、真之輔に詰られながらも嬉々として同居しているのは、真之輔の体液目当てだ。
 血を定期的に吸われ、同性に好かれるようになって迷惑を被ってるのはむしろ真之輔なのに、出て行けと言いつつ、結局は追い出せないのは、自分でもよく分からないのだ。

「私だけごちそういただいては不公平だね。真之輔の夕飯もできてるから、すぐに準備するよ」

 そう言うとルーカスはいそいそと狭いキッチンに向かう。
 ルーカスの料理は美味い。日中練習でもしているのか、一月前より格段に腕前が上がっている。
 だが一見親切そうなその行為すら、自らの栄養源に美食を与えて太らせているだけじゃないかと思うと、真之輔は納得いかない。そしてはっと我に返る。

(なんで俺がこんなに悶々としなくちゃなんねーんだよ!)

「おい! ルーカス! しばらく吸血禁止だかんな」
「はいはい。食べ過ぎたら太っちゃうし、ダイエットにはちょうどいいしねー」

 腹立ち紛れの真之輔の意地悪も、ルーカスはさらりと流してしまう。
 体液目当ての居候に、真之輔はどうしてか太刀打ちできないのであった。




読んでいただいてありがとうございました。
息抜きに脳天気な話が書きたくて、一気に書きました。
私にしては重たくない雰囲気になったかな〜と思ってますが、
どうかな〜(-_-)
しんのすけって響きがかっこいいなと思って名付けたのですが、
後になって、クレヨン◯んちゃんと同じだと気づいたけれど、
私の中で出来上がっていて直すのは諦めました(*´σー`)エヘヘ






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Posted by麻斗結椛